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オリジナル土台の開発も上手くいき、更なる問題が浮上します。
杉の床に使う厚板です。
天然乾燥の30ミリ、幅120ミリという特殊な注文を叶える材料を見つけて使い始めた矢先でした。
乾燥収縮があまりにも激しいのです。
30ミリの床板は他社さんも使っていますので、どこで見てもある程度隙間が空くものではありますが、分かってはいたものの、やはり自分としては許せなかったのです。
しかし、さんざん探した揚句の天然乾燥の床板。他を当たれば人工乾燥しかないのはよく分かっています。
またもや悩んだ挙句行き着いたのはオリジナル品の開発。
確かに木は調湿によって動きますので多少の隙間は出来ます。
しかし、どの工務店さんが施工した現場を見ても、乾燥不十分によるものばかりというのが現状です。天然乾燥ということで、その辺りが改善されているのかと思いきや、まったくダメでした。
こうなったら自分で乾燥を管理する。
そうなると、材木を持ちこんで床板の形状に加工だけしてくれる加工屋さんが必要になってきます。自社でも加工するだけの能力と知識はあるのですが、現場ごとに大工さんに加工してもらっていると、途方もない時間を要してしまうのです。そこから加工屋さん探しを始めました。
とある市場関係の人から情報が入りました。
「加工もやってくれるけど、前段階で持ち込んだ材木の天然乾燥までやってくれる加工屋さんがあるよ」。
すぐさま同行してもらい、打ち合わせに入りました。
1枚当たりの加工費、天然乾燥の様子、加工形状など。
打ち合わせを積み重ねること数回。
今までの流通品と同じ値段で厚さ40ミリ、幅165ミリの天然乾燥杉のオリジナル床板が出来ることが分かりました。
これで、乾燥期間を自分で管理できることになるのです。
出来あがったオリジナルの杉40ミリの床板を現場に施工し、完成後の様子を見ても、隙間の問題は驚くレベルで改善されていました。
優良な東濃材をしっかり天然乾燥させることによって達成されました。
市場に出回っているものは30ミリの床板で、ここでもオリジナルな製品を作り上げることに成功し現在に至っております。
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