家の中に一本の水平ラインがあるだけで、
空間は不思議と落ち着きを帯びます。
それは、私たちが自然界において「地平線」や「水平線」を目にしたとき、
心に安らぎを感じてきた感覚とつながっています。
心理学的にも、水平のラインは「静けさ」や「安定」を象徴するといわれます。
垂直は力強さや緊張を、
斜めは動きを感じさせるのに対し、
水平は人の心を静め、
穏やかに整える。
その感覚を、住まいの中に丁寧に取り入れているのです。
kisetsuの家づくりでは、壁や天井のラインを整え、
余計な段差や切れ目をつくらないことを大切にしています。
白い壁を基調に、必要な場面でタイルや石貼りを添える。
そうして描かれる一本の水平が、
暮らしの背景となり、心を支える静かな力となります。
水平はただの線ではなく、
日々に安らぎをもたらす住まいの軸。
その落ち着きを、kisetsuはかたちにしています。