どんな暮らしを営むかは、
どこに重心を置くかで決まります。
それは華やぎか、落ち着きか。
効率か、安らぎか。
目に見えるデザインの話であると同時に、
目に見えない価値観の選択でもあります。
kisetsuの家が大切にしているのは、心を静かに落ち着かせる重心です。
深い庇の構えや、水平に整えられたラインは、
単なる造形美ではありません。
視線を自然と低く導き、
心の重心を安定へと導くためのデザインでもあります。
住まいは、そこで過ごす人の思考や感情を映す鏡でもあります。
だからこそ、
どんな意匠を選び、どこに重心を置くのかは、
暮らしのあり方そのものを問い直すことにつながっていきます。
派手さではなく、
静かな安心感を。
その積み重ねの中に、
kisetsuが大切にする「暮らしの重心」は息づいているのです。