時とともに変わる風景2025.10.01

窓の向こうに広がる景色は、
決して同じ姿をしているわけではありません。

朝と夕暮れ、
晴れの日と雨の日、
季節の移ろい
――その時々でまったく異なる表情を見せてくれます。

そして、変化するのは景色だけではありません。
建物そのものもまた、時を経るごとに味わいを増していきます。

木の色合いが深みを帯び、
石やタイルには柔らかな陰影が刻まれていく。
それは衰えではなく、
暮らしの時間を映し出す大切な風景のひとつです。

kisetsuの家では、その変化が自然に暮らしへ溶け込むよう設計をしています。

光が壁を伝って動く様子、
植栽が季節ごとに表情を変える姿。
そして素材そのものが時を受け止め、
住む人と共に歩んでいく様。

住まいは、完成した瞬間が終わりではなく、
そこから始まる時間の中で育っていきます。
時とともに変わる風景を受け入れることが、
暮らしを豊かにしてくれるのです。