kisetsuの家のリビングには、深い軒がかかっています。
それは、陽射しや雨を遮るためだけのものではなく、
暮らしに“ひと呼吸のゆとり”を生むための設計です。
軒の下は、内でも外でもない中間の場所。
季節の移ろいを近くに感じながらも、
家の安心感に包まれる空間です。
風の通り抜ける音、
木々の影の揺らぎ、
夕方の光のやわらかさ——。
そのひとつひとつが、日常に静かなリズムを刻んでいきます。
椅子を出して本を読んだり、
家族と語らったり。
深い軒の下で過ごす時間は、
外の世界と距離を保ちながらも、
自然を身近に感じるひとときです。
深い軒があることで、
暮らしは外とつながりながら、穏やかに守られていきます。
それは、kisetsuが大切にしている“暮らしの美しさ”のかたちのひとつです。