深い軒がつくる、ひと呼吸のゆとり2025.10.05

深い軒,平屋,中庭

kisetsuの家のリビングには、深い軒がかかっています。

それは、陽射しや雨を遮るためだけのものではなく、
暮らしに“ひと呼吸のゆとり”を生むための設計です。

軒の下は、内でも外でもない中間の場所。

季節の移ろいを近くに感じながらも、
家の安心感に包まれる空間です。

風の通り抜ける音、
木々の影の揺らぎ、
夕方の光のやわらかさ——。

そのひとつひとつが、日常に静かなリズムを刻んでいきます。

椅子を出して本を読んだり、
家族と語らったり。
深い軒の下で過ごす時間は、
外の世界と距離を保ちながらも、
自然を身近に感じるひとときです。

深い軒があることで、
暮らしは外とつながりながら、穏やかに守られていきます。

それは、kisetsuが大切にしている“暮らしの美しさ”のかたちのひとつです。