壁に囲まれた中庭は、
外のようでいて、内の延長でもある。
kisetsuの家における中庭は、
暮らしの中に静けさを取り戻すための、
もうひとつの居場所です。
通りや隣家からの視線をやわらかく遮りながら、
空や風、緑を感じられる。
自然の心地よさを、自分たちのリズムで楽しむことができる場所。
それは、単なる外部空間ではなく、
“コントロールされた外”としての穏やかな広がりです。
中庭は、暮らしと自然をつなぐだけでなく、
人の心をゆるめるための空間でもあります。
kisetsuが描く中庭は、
外でも内でもない“あいだの場所”。
その曖昧さが、暮らしにやさしい豊かさをもたらします。