一邸の思想2025.10.25

家をつくるということは、
図面を描くことでも、形を整えることでもありません。

そこに流れる時間や、住まう人の生き方までも含めて、
“その人だけの風景”を形にしていくことだと私たちは考えています。

だからこそ、kisetsuの家づくりには、
一つとして同じ答えはありません。
暮らし方や価値観が異なるように、
求める空気感や佇まいもまた、それぞれに違うからです。

私たちが大切にしているのは、
どこかで見た理想をなぞることではなく、
対話の中からその人の“らしさ”を見つけ出し、
それを静かにかたちへと落とし込むこと。

派手さも奇抜さもいらない。
けれど、何度見ても飽きのこない、
“その人にとってちょうどいい美しさ”を探していく。

一邸一邸に宿る思想は、
私たちつくり手のものでもあり、住まい手のものでもあります。
そのふたつが重なり合うところに、
kisetsuの家が生まれていくのです。