家をつくるとき、
私たちは“いま必要なもの”に意識を向けがちです。
収納の数、部屋の広さ、動線の効率。
けれど本当に大切なのは、
その先の時間の中で
“何が残り、何が変わっていくのか”を考えることだと思います。
kisetsuの家づくりでは、
いまの暮らしを起点にしながら、
10年後、20年後にその「必要」が、どう姿を変えていくのかを想像します。
その時間の幅を見つめながら、
本当に必要な“広さ”や“余白”を設計していくのです。
大きさは、豊かさではありません。
むしろ、少しの余白があることで、
人の暮らしはのびやかに育っていくものです。
住まいは、完成して終わるものではなく、
暮らす人とともに呼吸し、成熟していく存在。
時間とともに変わる「必要のかたち」を、
静かに受けとめられる家でありたいと私たちは考えています。