居心地のよさは、見た目の美しさだけでは決まりません。
家具と空間との“距離感”や“高さのバランス”が、
暮らしの印象を大きく左右します。
kisetsuでは、家具を「置くもの」ではなく「設えるもの」として考えています。
低く抑えたラインの家具が、
天井とのあいだに心地よい間をつくり、
空間に穏やかな落ち着きを与えます。
造作家具は、単体で存在するのではなく、
建築の一部として空間と一体に計画されています。
光の入り方や視線の流れ、
動線とのつながり——
それらが自然に重なり、暮らしの中に穏やかな調和をつくり出します。
家具は、日々の暮らしを支えるもっとも身近な建築です。
主張せず、けれど確かにその場を整えてくれる存在。
その静かな佇まいこそが、
kisetsuが考える“居心地のかたち”です。