住まいの中にある“境界”は、
ときに、外とのつながりを弱めてしまうことがあります。
けれど、明確な線を引かずに、
内と外が穏やかに混ざり合う空間には、
どこか安心感のような心地よさが流れています。
kisetsuの家づくりでは、
その“あいだ”を中庭がつないでいます。
壁に囲まれながらも、外の気配を感じられる場所。
光や風、季節の変化をそっと受け入れながら、
暮らしの中心に静かな広がりをもたらしてくれる。
内と外の境界を曖昧にすることで、
住まいはよりやわらかく呼吸をはじめます。
その空気のゆらぎが、家全体に落ち着きをもたらし、
日々の時間を少しだけ穏やかにしてくれるのです。
閉じすぎず、開きすぎない。
その“ほどよい距離”の中にある安心こそ、
kisetsuが考える、境界のない心地よさです。