明るさは量では測れない。
光には“奥行”があり、それが空間の深さを決めていく。
直射で白く飛ぶ明るさではなく、
奥へ向かってやわらかく沈み込んでいく光。
そんな光が降り注ぐ家
kisetsuの家では、庭や中庭を介して届く光を重視します。
直射ではなく、一度やわらいだ光が入ることで、
室内に落ち着いた明るさが生まれます。
深い庇や整えた天井ラインは、
光が暴れず、穏やかに広がるための工夫です。
外の光と室内の光の“グラデーション”をつくり出し
強すぎず、弱すぎず、視界にゆとりをつくる光になるように。
奥へ引き込まれるような光がある家は、
心の動きも、静かに落ち着いていく・・・
そんな気がする。
kisetsuの家づくりは、
光を積極的に“取り込む”のではなく、
光の“奥行を整える”ことからはじまります。