モデルハウスに来られた方から、
よく「ここが好きなんです」と言われます。
理由を聞くと、まだ言葉にはなっていない
“なんとなく”の感覚がその先にあることがほとんどです。
でもその曖昧な感覚の奥には、
必ず大切にしている価値観が隠れています。
静けさに安心するのか、
視線が整うと落ち着くのか——
一緒に対話を重ねると、
その人らしい判断の軸が少しずつ姿を表してきます。
感覚が言葉になった瞬間、家づくりは進みはじめます。
選ぶべきもの、
手放してもいいもの。
その輪郭が自然と整っていくからです。
家づくりとは、“好き”の理由を丁寧に探りながら、
自分たちの暮らしの軸を見つけていく時間なのかもしれません。