開放感のある空間は、 ただ視線が遠くへ抜け続けるだけでは成り立ちません。 どこかで一度、ふっと視線が落ち着く“着地点”が必要です。 たとえば、 リビングからの視線の終点にある外壁の石貼り。 その自然な質感は、光の反射や影をやわらかく受け止め、 視線に“休む場所”をつくります。 植栽もまた、緑の効果だけではありません。 枝葉の隙間を通る光と影の揺らぎが、 奥へ伸びようとする視線をそっと制御 ひと呼吸おける空気感を演出してくれます。 目に見えない静けさを支える、建築の大切な要素なのです。