広さだけでは、空間の心地よさは決まりません。 同じ面積でも、 落ち着く場所と、どこか居心地の定まらない場所があります。 その違いのひとつが、空間の“密度”です。 素材や光、視線の抜け方、天井の高さ。 さまざまな要素が整っていると、空間は静かにまとまり、 広さ以上の安心感が生まれます。 反対に、要素が多すぎても、少なすぎても、 どこか落ち着きません。 密度とは、詰め込むことではなく、 空間のバランスが整っている状態のこと。 そのさじ加減を考えることも、 設計の大切な役割のひとつだと考えています。